
HALE NOTEでは、現場に関わった人自身の言葉で、その日の気づきをお届けします。今回は、2026年10月28日に井原市民病院で始まったBCM支援の会議に同行した、岡山大学災害支援学生チーム「Aegis(イージス)」の看護学生・ちづるさんです。
はじめまして、岡山大学で看護を学んでいる1年生の、ちづるです。高校時代に医療的ケア児の避難について探究し、一人ひとりに合わせた個別避難計画がとても大切であること、そしてそれがまだ十分に行き届いていない現状を知りました。これをきっかけに、岡山の災害対策に興味を持ちました。災害に備えて病院や行政がどのような取り組みを行い、地域の方々とどう連携しているのか。安全な避難を実現するための事前の備えについて、さまざまな立場から現状と課題を捉え、改善に向けた取り組みを深く学びたいと考えています。
意見をまとめることの難しさ
会議に同行して、議論を効率よく進め、意見をまとめることの難しさを実感しました。
優先順位と、認識をそろえること
防災の取り組みは、ひとつ進めると次に取り組むべきことが見えてくるため、何から手をつけるか優先順位を決めるのは簡単ではないと感じました。だからこそ、私たちと病院の皆さんとで認識を共有し、意思疎通を図ることが大切だと思いました。
「使えなくなる」を想定して訓練する
電子カルテのように、ふだん当たり前に使っているシステムが使えなくなることは、災害時にも起こり得ます。そのときにどう動くかを事前に訓練し、対応を確認しておくことが重要だと感じました。
電源への受け止め方の違い
命に直結する電源の確保についても、人によって受け止め方や危機意識に大きな違いがあることに気づきました。また、誰が中心となって防災に関わっていくのかを決めることも、取り組みの大切な第一歩なのだと知りました。
防災は多職種でつくるもの
今回の会議を通して、防災対策には医療職をはじめとする多様な職種の人々が関わっていることを、改めて実感しました。
文:ちづる(岡山大学 看護学生 1年/岡山大学災害支援学生チーム Aegis) 構成:HALELINK
HALELINKから
高校時代の探究から防災に関心を持ち続けてきたちづるさんの視点は、「一人ひとりの避難」を起点に、病院や地域の備えを見つめるものです。井原市民病院の皆さまとともに、多職種で備えを育てていくBCMの取り組みを進めながら、学生が現場で学び、考える機会を広げていきます。
HALELINKでは、医療・防災の現場に関わりたい学生インターンや、地域の医療継続に取り組む医療機関・自治体の皆さまとの連携を募集しています。関心のある方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

